健康作りはチームワーク

アトランタ 情報誌・アニス2020年6月発刊掲載コラム

段階的な自粛解除が始まり街に人が戻り出しました。初夏の陽気に誘われ人々の気分もなんとなく解放的になっている気がします。しかし、未だワクチンも特効薬もなく、何一つ問題は解決していない…まだまだ気を緩めず、院内の感染防止対策を徹底していかなければ、と改めて思う毎日です。

 私は常々患者さんに「治療は患者さんと私のチームワークです。私は、施術で背骨や関節の歪みを矯正し身体のバランスを整えます。患者さんには、出来る限り治療の成果が早く出るように、また、効果が長く続くように日々の生活の中で正した背骨と身体のバランスを保つ体幹と筋肉を鍛えて、姿勢や関節が歪まないように生活改善に努めてください。あくまで主役は患者さんで、私はサポーターです。」とお話しさせていただいています。

私が行っている上部頸椎テクニック(NUCCA・QSM3)の大きな特徴は、無痛施術と“背骨の歪みを正し姿勢を良くする”ことです。多くの他のカイロプラクティックテクニックでの施術は痛みや問題がある箇所だけへの治療のみで背骨や身体全体の歪みへの施術はあまりしません。しかし、これでは一時的な治療で根本的な治癒にはなりません。例えば、膝の痛みの原因が膝だけであることは滅多になく、だいたい腰や股関節・足首などにも原因があり、連鎖的に歪んだ結果、膝に痛みが出てくるようになります。

ある患者さんは、20年来のひどい偏頭痛の原因を突き詰めていったら、小学生の時の股関節の疲労骨折に辿り着いた、なんてこともありました。患者さん本人も忘れているような大昔の怪我でした。当時、適切な治療をされず、ただ痛みが引くのだけを待って、その後も日常生活や部活動に励んだ結果、数年後からひどい偏頭痛が頻発するようになりました。しかし、その時は偏頭痛と股関節の怪我が結びつくなんて、まさか本人も周りも思いもよらず、それから20年の間に週の半分は偏頭痛に悩まされ鎮痛剤もだんだん効かなくなっていったそうです。そんな状態で来院され、背骨は大きく歪み身体も複雑に捻れていました。鎮痛剤の服用過多で肝臓・腎臓も少し弱っていました。最初は一進一退だった治療を続けてもう8年になります。今では偏頭痛の頻度は月に1〜2度。それも、鎮痛剤の適切な服用で数時間で治るまでになりました。肝臓の数値も改善したそうです。ここまで改善するには、ストレッチや当院指導のエクササイズを日課とし、ヨガも始められました。まさしくチームワークの賜物です。

人間の身体の筋肉・筋膜・神経・関節は全て繋がって連動しています。ですから、痛みがある箇所だけを施術しても一時しのぎにしかならないのです。人間の身体の中軸である背骨の歪みを正すことで痛みの根本も治癒します。手前味噌で大変恐縮ですが、NUCCAとQSM3テクニックを勉強して10年余り、これまで施術しチームワークで治療に取り組んで下さった患者さんの9割は姿勢が改善されています。当院では、初診の施術前に必ず頸椎・背骨のレントゲン撮影を行い、施術後にも再度レントゲン撮影を行い施術前後の違いを確認していただいています。その後も半年・1年と、定期的に撮影で姿勢の状態を再確認し治療のモチベーションにしていただいています。身体のどこかに痛みが出て初診で来院される頃には、ほとんどの患者さんは背骨や関節は歪んでいることが多く、残念ながら悪い姿勢や傾きが身体に癖づいていて(マッスルメモリー)治療の初期は施術で矯正してもすぐに元の悪姿勢に戻ってしまいます。単発的な怪我であれば、もちろん施術だけで回復するケースも多くあります。しかし、根治治療・恒久対策、怪我や病気の予防という観点から考えた場合、「主役は患者さん」この意識がとても重要です。

あなたの健康は、あなた次第なのです。当院はカイロプラクティック施術で、あなたの健康を作るお手伝いをいたします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です